音を立てて飛ぶくの字型の光十個
どんな伝承か
昭和四十六年十一月一日の夜十時五十九分ごろ、八王子市追分町で獅子座流星群を数えていた串田嘉男君(十四歳)が、馭者座のあたりにぼんやりと「く」の字の形に光り始めるものを見つけた。流星の痕かと思ったが、いくら待っても流れ星は来ない。不審に思って見つめていると光は動き出し、〇等から一等ほどの丸い光が十個、「く」の字に並んで月の方角へ去った。並びは飛ぶあいだ少しずつ乱れ、シュルシュルという音まで聞こえたという。九秒間の出来事だった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。