月のそばを左回りに巡る二つの光
どんな伝承か
昭和四十六年四月九日の夜、八時二十五分から九時四十分にかけて、西宮市森下町の森野崇氏が、出ていた月のそばで奇妙な光を見続けた。月ほどの大きさの光が、雲の中かその上あたりを左回りにぐるぐると巡っていたのである。位置は月の右手、真南にあたり、高さは月よりやや上。すぐ下にも同じように左回りする光がもう一つあった。回っているのは光そのものではなく、円い軌道の上を動いているためで、一周におよそ四十秒から五十秒かかっていたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。