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苦情に屈して戻った運勢暦

所在地東京都大田区(大田区民会館)
年代昭和30年(1955)開館〜約4年後
登場式場、区民
出典現代の迷信

どんな伝承か

東京都大田区の区民会館は昭和三〇年の開館以来、新生活運動を掲げ、館内の結婚式場では式の日取りを決めるのに運勢暦をいっさい用いず、問い合わせにも応じない方針を通していた。ところが区民から、昔からの慣わしをなぜ破るのかという苦情が相次ぎ、四年後にはとうとう運勢暦を備え、日取りの問い合わせにも答えるようになったという。干支や運勢は迷信の代表とされながら、年末年始になれば新聞も放送局も当たり年生まれの有名人を引っぱり出す。万全を期そうとすれば、人はどうしても長年の経験に身をまかせたくなるものらしい、と著者は書いている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・今野圓輔・民俗学・昭和(高度成長期))

民俗学者・今野圓輔が高度成長期の日本に残る迷信を社会派ルポとして告発・分析した一冊。序章では、静岡県掛川市で異性双生児を畜生腹と恥じた母親の母子心中事件、青森県三本木市でキツネ落としと称して女を火あぶりにした殺人事件など、迷信が現代も殺人・心中を生む『黒い習俗』を突きつける。

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