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本物の行列に挑んだ化けくらべ

所在地福島県双葉郡富岡町大字上手岡ムグロ畑
年代不明
登場金平六狐、竹駒様の狐、上手岡、遠藤一夫伝承
出典富岡町史 第3巻(考古・民俗編)――昔話と伝説

どんな伝承か

むかし、上手岡のムグロ畑に金平六という偉い狐の親分がいた。金平六はたいそう化けるのが上手で、あちこちへ出かけては化けくらべをしては勝っていたそうである。あるとき金平六は、仙台の竹駒様の狐に試合を申し込んだ。すると竹駒様の狐から、こちらは仙台様のお行列に化けて行くから待っていろと返事が来た。金平六は、よし、それではゆっくり待って試合をしようと構えていたが、なかなか来ないので、こちらを恐ろしがって来ないのだろうと思っていた。そのうち行列がやって来たので、目の前まで来たところで声をかけて出て行くと、それは本物の行列で、こらお前は誰だと侍に脅され、たまげて逃げ帰ったという。

原典より

その1 むかし、上手岡下千里に住む或る医者が、雨のしとしとと降る春の夜、往診の帰途、下千里のむぐろ畑を歩いていた。—— 富岡町史 第3巻(考古・民俗編)――昔話と伝説(富岡町(編)・富岡町史・自治体史(民俗)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

富岡町史 第3巻(考古・民俗編)――昔話と伝説(富岡町(編)・富岡町史・自治体史(民俗))

『富岡町史 第3巻(考古・民俗編)』第九章所収の昔話と伝説。福島県双葉郡富岡町(震災前)に伝わる口承を採録する。

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