彰子の御帳台で物の怪を駆り移す
どんな伝承か
彰子が白い御帳台に移され、その西側で中宮に憑いた物の怪を駆り移された霊媒の女房らが屛風で囲われ、几帳越しに担当の祈禱僧が声のかぎり誦経した。陰陽師も請ぜられた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本人の霊魂観――鎮魂と禁欲の精神史(山折哲雄・山折哲雄・宗教学・1976年(昭和51年))
『日本人の霊魂観――鎮魂と禁欲の精神史』は、山折哲雄が一九七六年に著した日本の霊魂観をめぐる論考集である。和辻哲郎・津田左右吉・折口信夫・柳田国男らの霊魂論を検討したうえで、『日本霊異記』に見える遊離魂と殯、天皇霊と玉躰加持、憑霊と除祓、観想と鎮魂を論じる。『春秋』『季刊現代宗教』などに発表した論文を序章と四章にまとめ、巻末に物のけ現象の資料と憑霊年表を付す。