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宿直室の壁を叩いた三人の亡霊

所在地北海道夕張市
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典心霊不滅

どんな伝承か

大正九年、北海道夕張の小学校で、宿直室の壁を夜ふけに人が手で叩くような音が毎晩決まった時刻に鳴った。戸を開けても誰もいないので、宿直員が狐狸なら二つ、亡霊なら三つ叩けと呼びかけると三つ鳴り、弔ってほしいなら五つと問うと五つ、人数を問うと三人と答えた。仏事をしてやると約束すると七つ鳴り、九月二十一日に僧を招いて供養すると音はやんだ。三十年前の校舎の地ならし工事で土方三人が崩れた土に埋まって死んでいたという。大正十四年の同じ日の夜には、ポプラの根もとに煙のような人影が立ち、礼に来たのだろうと噂された。

原典より

後によく調らべると、三十年前にこの學校の建つときの地均工事に、三人の土方が崩土の下に埋没して壓死したことがあつたさうで、多分その亡霊が現はした行爲であつたらうとの事である。—— 心霊不滅(岡田建文・岡田建文・心霊研究・1940年(昭和15年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

心霊不滅(岡田建文・岡田建文・心霊研究・1940年(昭和15年))

『心霊不滅』は、岡田建文が著し、昭和十五年に大阪の国民書院が発行した心霊研究書である。人の心霊は肉体の死後も存続するという立場から、神道の神霊の垂示を引きつつ、心霊の本質と「化精」、遠感と魂の遊離、生霊、二重体、交霊術と霊媒、霊感筆記、幽霊写真などの物理現象、幽霊の出現を論じる。序説と七章からなり、第三・四・五・七章に「例一」「例二」と番号を付けた事例を並べ、今昔物語の説話、江戸から昭和の国内の見聞、欧米の報告を挙げる。

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