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花山帝の退位を識神で知った晴明

所在地京都府京都市
年代平安時代
登場安倍晴明、花山天皇、退位した天皇
出典日本の憑きもの――俗信は今も生きている

どんな伝承か

『大鏡』には、花山帝が退位した折、陰陽師の安倍晴明が式神(識神)によってそのことを予知したという話が載っている。式神は識神とも書かれ、『宇治拾遺物語』『源平盛衰記』などにも現れ、平安末の陰陽家のあいだで語られていたことが知れる。人の魂魄を術によって使うものとされ、髑髏神とも外法とも呼ばれた。その正体については、中山太郎が『荷が勝ち過ぎる』と評したほどで、いまだ明らかでない点が多い。南方熊楠の調査によれば、識神の語は東晋の訳経『摩訶僧祇律』にも見え、もとは中国で用いられた語であったらしい。

原典より

式神は識神とも書かれ、『宇治拾遺物語』や『源平盛衰記』などにも出てくるが、『大鏡』を見ると、花山帝脱屣の折に、安部晴明が識神によってそのことを予知した話が載っており、…—— 日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・1959年(昭和34年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の憑きもの――俗信は今も生きている(石塚尊俊・1959年(昭和34年))

『日本の憑きもの――俗信は今も生きている』は、石塚尊俊が昭和三十四年に著した研究書である。狐・犬神・蛇などの動物霊が人に憑くという俗信と、それを操るとされる家筋について、全国の伝承と近世以来の文書を集めて論じる。出雲・隠岐・豊後・土佐では筋の家の割合や縁組の偏りを調べ、憑きもの落としの行法や家の神とのつながりまでを七章で追っている。

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式神陰陽師安倍晴明予知大鏡

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