温かい酒が湧いた泉田
どんな伝承か
加茂野の今泉、加茂神社の境内の森の東南に、イズミダ(泉田)と呼ばれる所がある。聖武天皇の時代、ここから温かい酒が湧き出したので、この地をミワ(美和)と名付けたと伝えられる。その際に杉を植えて神木とした。杉は大木に育ったが、昭和五十一年の暮れに圃場整備が行われたため、加茂神社の東北へ移し植えられたという。
原典より
聖武天皇のころ、ここから温かな酒が湧き出た。—— 美濃加茂市史 民俗編――伝説(美濃加茂市(編)・美濃加茂市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
美濃加茂市史 民俗編――伝説(美濃加茂市(編)・美濃加茂市史)
『美濃加茂市史 民俗編――伝説』は、美濃加茂市の市史民俗編のうち、第一三章「俗信」と、第一四章「伝説 昔話 世間話」の総説および第二節「伝説」を収めたものである。天候・農事・人事にかかわることわざと俗信、民間療法、樹木の禁忌を挙げたうえで、伊深・蜂屋・太田・三和など市内各地区に伝わる三度栗、龍宮さまの淵、火塚、山男、かぶと淵などの伝説六十四話を記す。昔話・世間話の節は含まず、伝説の多くは題に伝承地区の名を添える。