霧の橋を渡って来た疱瘡神
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どんな伝承か
穂別町泉上は昔カイクマといった所で、部落のすぐ脇にコムシドという小山がある。その麓に、コムシコルとカンハウイとラコツ、それにもう一人の妹の四人の兄妹が住んでいた。ある年、疱瘡神が弁財船でやって来た。船は霧の縄でコムシドの奥のウラウコッペという山の頂に結ばれ、波に揺れるように揺れていた。船から部落へ霧の橋がかかり、その上を丹前を着た者が人間の腕を齧りながら往き来し、人のいる上に来ると、そら雄鹿だ早く射ろ、今度は雌鹿だと指揮する。不気味な弦音がして人々は次々に倒れた。兄は山と同じ名だったので狙われず、妹はぼろを着て煙草を忍ばせていたので臭いと避けられ、二人だけが助かった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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むかわ町の伝承
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