天から降りて花になったクナウ女神
どんな伝承か
クナウ女神は天上で兄神と二人で暮らしていたが、人間界の神と過ちを犯し、兄神の怒りに触れて地上に降り、花になったと伝わる。背が低いため、ほかの草がまだ伸びない春の早いうちに花を開いて、故郷である天上を懐かしんでいるのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第1巻』は、叢書『日本伝説大系』のうち北海道と青森県の伝説を収めた巻である。人間の始めやコロポックル、アイヌの神謡、岩木山一代記、おしら祭文、義経や弘法大師の事跡、狐や大蛇の話、地名や神社の由来などを、口承の資料を中心に採る。伝承地を記した例話を冒頭に置き、〔類話〕〔文献〕〔参考〕の欄で各地の類話の梗概と近世以後の文献の原文を添える編み方をとる。