竈の前で死んだ火焚き男
どんな伝承か
昔、ある女が嫁に行ったが、働きが悪いと言われて出された。その家では後に働き者の嫁を迎えたが、まもなく潰れてしまった。その家の男は乞食になって方々を歩くうち、たまたま訪れたのが、以前に出された女の家であった。女は男に握り飯を食べさせ、銭を与えて、その家の火焚き男に雇った。しかし男は竈の前で死んでしまった。この男を祀ったのが竈神であると伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。