二又の桑に止まった姫と馬の皮
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どんな伝承か
ある豪家に一人の姫がいた。数ある馬の中にせんだん栗毛という名馬があり、その馬が病気になった。家僕が馬糧を与えても食わず、姫の差し入れた秣だけを食い始めた。やがて姫と馬は毎夜丑の刻に廃屋で会うようになり、それが家人に知れて主人夫婦に告げられた。主人は怒って馬を野原に引き出して殺し、その皮を垣根にかけた。姫は通い続けて十六日目、せめて殺された所だけでも見たいと野原へ行くと、馬の皮が垣根にかけてあった。その皮が突然姫の体を包んで空へ上り、ある山畑の二又の桑の木に止まった。それゆえ二又の桑は神の宿る木で伐るものではなく、オシラサマもこの桑の根際に祭るという。姫は蚕に生まれ変わったのだと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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洋野町の伝承
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