神歌で鳴門を鎮めた横山八幡宮
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どんな伝承か
横山八幡宮は本町の西方にある一つの小丘に鎮座し、石段を上れば平地があって社宇が建つ。境内は古松老杉が枝を交わし、昼なお暗い。伝えによれば、一条天皇の寛弘元年、阿波の鳴門の怒濤の震撼が甚だしく、その響きは天地の崩れるようで、航海がはなはだ困難になった。朝廷は令を諸道に伝えてこれを鎮めさせたが、たまたま横山の祠官某が一夜、霊夢によって神歌を得た。祠官は怒濤を鎮めようと直ちに阿波へ至り、神歌を誦すると、狂瀾はたちまち鎮まり、海は油を流したように鏡のようになった。一条帝は大いに賞し、祠官を召して八幡宮の神徳を称え、華洛と異字同訓である「宮古」の文字をその地に用いさせた。以来この地を宮古と称するという。
原典より
横山八幡宮 本町の西方に伍せる一小丘に在り石階を上れば平地あり。—— 日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第2巻』所収の「文化叙事伝説」64話(岩手・宮城・秋田)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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宮古市の伝承
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