大阪城内に残る袈裟懸松の跡
どんな伝承か
大阪城内に入り、豊国神社を右に見ながら内堀に沿って進み、東の角を北へ折れると、右手に巨大な名号石を取り巻く一画がある。その中に、大きな松の切り株を囲んだ井戸わく形の石組みが見える。これを蓮如上人の袈裟懸松の跡と伝えている。明応五年、蓮如上人がこの地に石山本願寺の礎を築いたのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第9巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第9巻』は、日本伝説大系編集委員会が編んだ伝説資料集の一巻である。三重・奈良・和歌山・大阪の各地に伝わる伝説を、三輪山・安珍清姫・弘法清水・油掛け地蔵など百余りの話型ごとに集める。各話型は例話を冒頭に据えて『日本伝説名彙』などとの対応を示し、〔類話〕に伝承地と出典つきの梗概を並べ、〔文献〕に近世以前の史料の原文を添えて補う構成をとる。