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火事に懲りて餅を搗かぬ赤石組

所在地広島県三原市木原町赤石組(出工五郎神社)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第10巻

どんな伝承か

赤石組では正月に餅を搗かない。昔この地には出工五郎神社があり、ある年の大晦日、神主は正月の餅の支度をそのままにして氏子の家々を大祓いに回っていた。ところが餅米を蒸すかまどから火が出て火事となり、組の家の大半が焼けてしまった。これに懲りた人々は正月に餅を搗くのをやめ、下木原や福地の親戚から分けてもらうようになった。その代わり三月十三日の鉢が峰の祭りには餅を搗き、返礼にするのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第10巻』は、全国の伝説を型ごとに分けて集めた叢書の一巻である。岡山・広島・山口の三県を伝承地とし、蘇民将来、吉備津彦と温羅、厚狭の寝太郎、化け猫、河童駒引き、夜泣き石、姥棄て山などの伝説を、聞き書きや市町村誌、民話集から採って収める。「文化叙事伝説」と「自然説明伝説」の部に分けて番号順に並べ、各話には伝承地と本文のあとに〔類話〕と近世の地誌などを引く〔文献〕を添える。

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