三つの岩に布を晒した山姥
どんな伝承か
動岩は村の奥にあって村からも見える巨岩である。摩尼寺の奥の院にある立岩と、この動岩と、栗谷の布晒岩とは、順よく並んで見える。里の言い伝えでは、昔、山姥がいてこの三つの岩に布を引いて晒したという。その時の灰汁を漉したという水溜まりもあり、村の西の小谷の奥、岩の上のくぼんだ所に水がたまっていて、その色が灰汁のようであるのでそう言い習わしたのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。