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法泉寺幽霊の軸物

所在地山形県東置賜郡高畠町大字佐沢(法泉寺)
年代明治時代(奉納)・宝暦五年(1755年・寺再建)
登場丸山応挙、応明、薄命の女、旅人
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

高畠町佐沢の法泉寺は亀岡大聖寺の末寺で真言宗、縁起では宝暦五年の再建という。この寺には応明の筆と伝わる幽霊の軸物が納められている。応挙が近江の宿で薄命の女の悲しい身の上を聞き、後日その姿が行燈の灯かげに現れたのを憐れんで描いた絵を、応明が模写したものだそうである。ある時、宿に困って一夜の宿を借りた旅人が、去り際に礼として一本の軸物を置いていった。家人が紐を解くと見るも凄惨な幽霊の絵で、驚いて他家へ譲ると、その家では一同がうなされて眠れない。次々と人手を渡った末、寺に納めるのがよかろうということになり、明治時代にこの法泉寺へ納まったと伝わる。

原典より

佐沢の法泉寺は亀岡大聖寺の末寺で真言宗であります。—— 高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編)

山形県東置賜郡高畠町(屋代・亀岡・和田・二井宿・糠野目・高安・露藤ほか各地区。一部は隣接の米沢市・南陽市宮内・長井市)に伝わる伝説を、神仏/人物/怪異/動物/什物/地物/地名/地誌 の八篇に分類して集成する。屋代神社の鬼女縁起、犬の宮・猫の宮、安久津八幡、狐狸むじなの化かし、天狗・怪物・沼の怪、青葉の笛や応挙の幽霊画、伊達・上杉の城館跡や古戦場、地名由来など、高畠の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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