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義民が直訴を謀った評定岩

所在地山形県東置賜郡高畠町大字二井宿(評定岩)
年代寛文年間(江戸前期)
登場徳門上人、高梨利右ヱ門
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

二井宿の名勝地である観音岩は、名僧徳門上人の開基と言われる。全山が奇岩から成り、岩に松が生え、夏の散策にも秋の紅葉にも絶景の岩山である。公園から登ると岩の間から清水が湧き出て、夏の暑さを忘れさせる。奇岩の上に育つ桜の木は「世嗣桜」または「石割桜」と呼ばれている。そこから行くと「里見岩」「天狗岩」を通って巨巌があり、洞窟となった所がある。これを「評定岩」と名づけている。寛文年間のこと、屋代郷の義民と称された高梨利右ヱ門が、将軍に直訴するについて郷の名主と評定した所と伝えられている。

原典より

二井宿の名勝地、觀音岩は、名僧德門上人の開基と云われます。—— 高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編)

山形県東置賜郡高畠町(屋代・亀岡・和田・二井宿・糠野目・高安・露藤ほか各地区。一部は隣接の米沢市・南陽市宮内・長井市)に伝わる伝説を、神仏/人物/怪異/動物/什物/地物/地名/地誌 の八篇に分類して集成する。屋代神社の鬼女縁起、犬の宮・猫の宮、安久津八幡、狐狸むじなの化かし、天狗・怪物・沼の怪、青葉の笛や応挙の幽霊画、伊達・上杉の城館跡や古戦場、地名由来など、高畠の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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