夏刈橋の傍に残る伊達家の墓地
どんな伝承か
夏刈から川西町小松へ至る街道で、松川に架かる夏刈橋の傍らに伊達家の墓地がある。昔は雑木林に囲まれ、鬱蒼として誰からも顧みられない淋しい所であったが、現在は伊達家の墓地として広く知られるようになった。この墓地は、鎌倉時代に建立された資福寺の境内であったという。ここには伊達家の墓が四基あり、一つは儀山円孝大居士すなわち大膳大夫政宗、一つは覚範寺殿性山愛心すなわち左京大夫輝宗、三つ目は蘭庭妙玉尼大姉で政宗の夫人、四つ目は輝宗に殉死したと言われる伊達家の臣、遠藤山城守基信の墓と伝えられている。
原典より
夏刈より川西町小松へ至る街道で、松川にかかっている夏刈橋の傍に伊達家の墓地があります。—— 高畠町伝説集(山形県立高畠高等学校文芸班(編)・1957年(昭和32年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
高畠町伝説集(山形県立高畠高等学校文芸班(編)・1957年(昭和32年))
『高畠町伝説集』は、山形県立高畠高等学校文芸班が熊木成夫教諭の指導で編み、昭和三十二年に高畠町伝説集刊行会から発行した伝説集である。高畠町とその周辺に伝わる社寺の縁起、人物、怪異、動物、地名の由来などを、古老からの聞き書きと古記録から採り、内容の多くは郷土研究家安部名平次の蒐集による。神仏・人物・怪異・動物・什物・地物・地名・地誌の八篇に分け、町長の序と校長・安部名平次・武田好吉の文、編者の後記を付す。