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日尊王に密書を送った一本柳館

所在地山形県東置賜郡高畠町大字一本柳(一本柳館)
年代暦仁〜文明二年(1470年)
登場浜田伊豆守広康、浜田常満、日尊王、後醍醐天皇後胤、大江常方、浜田石見広忠、浜田元満、長井時広の弟・浜田次郎太夫、稲子館の地を賜った当主、常満の子・館を継いだ
出典高畠町伝説集

どんな伝承か

浜田伊豆守広康は伊達家の家臣で、一本柳村に居館していた。暦仁年間、長井時広の弟に大江常方すなわち浜田次郎太夫という者があり、その六代の孫、浜田石見広忠の代になって伊達政宗に仕え、和田村の稲子館の地を賜り、併せて八百五十石を領した。応永五年に一本柳館を築いてここに移り、二千五百石に加増されて大蔵頭となった。その子常満は伊豆守となり、楠氏に属して後醍醐天皇の後胤である日尊王に密書を送った。館を子の元満に譲って吉野へ赴き、足利の軍勢と幾度か戦ったが利なく、日尊王は捕えられて文明二年十月十日に樋口川原で処刑された。常満は僧衣を着て敵を欺き、王の御髪を請うて菩提を弔い帰国したという。

原典より

浜田伊豆守広康は伊達家の家臣ですが、一本柳村に居館しておりました。—— 高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

高畠町伝説集(昭和三十二年(1957)刊/高島高校文芸班編)

山形県東置賜郡高畠町(屋代・亀岡・和田・二井宿・糠野目・高安・露藤ほか各地区。一部は隣接の米沢市・南陽市宮内・長井市)に伝わる伝説を、神仏/人物/怪異/動物/什物/地物/地名/地誌 の八篇に分類して集成する。屋代神社の鬼女縁起、犬の宮・猫の宮、安久津八幡、狐狸むじなの化かし、天狗・怪物・沼の怪、青葉の笛や応挙の幽霊画、伊達・上杉の城館跡や古戦場、地名由来など、高畠の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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