江ノ島の岩屋へ通じる日蓮洞穴
どんな伝承か
横須賀の沖に浮かぶ猿島の日蓮洞穴には、日蓮が一夜を明かしたという言い伝えのほかに、古い書物に記された別の話がある。この洞穴は遠く江ノ島の岩屋と地下でつながっており、その長い地下道を大蛇が行き来していたというものである。洞穴は島の断崖を海が削ってできたもので、間口は約八メートル、奥行きは約十六メートルある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
神奈川の伝説(谷川平夫(文)/読売新聞社横浜支局 編・1967年(昭和42年))
『神奈川の伝説』は、読売新聞社横浜支局が一九六七年に編んだ神奈川県内の伝説集である。読売新聞神奈川県民版に昭和四十年九月から四十二年八月まで八十回連載された「神奈川の伝説」のうち六十五回分を収め、文は谷川平夫記者が書き、伝説の地を訪ねて住職や古老に聞いた話と現在の様子を添える。樹木・石・塚・水・坂や島・屋敷址・社寺・禁忌・地名の部に話を分け、大藤時彦の序文と巻末の解説・索引を付ける。