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尼将軍と化粧井戸

所在地神奈川県横浜市南区井土ケ谷上町(乗蓮寺)
年代鎌倉時代(北条政子・建保~嘉禄)
登場北条政子、北条時政、源実朝、政子の子
出典神奈川の伝説

どんな伝承か

横浜の井土ヶ谷の一帯はかつて北条政子の化粧料の地で、井土ヶ谷上町の真言宗乗蓮寺は政子が建てたと伝える。寺には政子が化粧に使ったという化粧井戸があり、井土ヶ谷の地名はこの井戸から起こったという。井戸のわきの尼将軍堂には尼姿の政子の木像が納められている。晩年の政子が、実朝を産んだときに乳が出ず苦労したことを思い起こし、鏡に自らを映しながら刻んだもので、乳に悩む母がこの像に祈れば乳が出るようにと願いを込めたとされる。堂の裏の大きな榧の木は尼将軍のお手植えといわれ、実を煎じて飲めば乳が出ると信じられて、近所の女たちがよく拾いに集まったという。

原典より

北条政子の恋 北条政子は、保元二年(一一五七) 伊豆の豪族北条時政の長女として生まれた。—— 神奈川の伝説(谷川平夫(文)/読売新聞社横浜支局 編・1967年(昭和42年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

神奈川の伝説(谷川平夫(文)/読売新聞社横浜支局 編・1967年(昭和42年))

『神奈川の伝説』は、読売新聞社横浜支局が一九六七年に編んだ神奈川県内の伝説集である。読売新聞神奈川県民版に昭和四十年九月から四十二年八月まで八十回連載された「神奈川の伝説」のうち六十五回分を収め、文は谷川平夫記者が書き、伝説の地を訪ねて住職や古老に聞いた話と現在の様子を添える。樹木・石・塚・水・坂や島・屋敷址・社寺・禁忌・地名の部に話を分け、大藤時彦の序文と巻末の解説・索引を付ける。

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北条政子化粧井戸乳榧の木乳授け

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