ビャクニン松と松から作った臼
どんな伝承か
大宮市植竹町の道ばた、植竹町と東大成町とを界する道路のはたに、ビャクニンマツと呼ばれる、八百比丘尼が植えたと伝えられる松の木があった。今はそこに八百姫大明神という小祠があり、石碑が祀られている。石の側面には「嘉永七年甲寅五月再興、八百比丘尼栽古跡」と彫ってあり、小祠には色あせた小さな幟が立っている。なお中小村田の坂間家に伝わる二斗ばりの臼は、この八百姫手植の松を伐採して作ったものと伝えられ、非常に大切にされている。
原典より
今は「八百姫大明神」という小祠があり、石碑が祀られている。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)
『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。