船底で西瓜をかじる鼠
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どんな伝承か
三陸沿海を行く汽船の船底での出来事。船員がやって来てハッチの蓋を揚げ、不意に明るい日影がさっと差し込むと、御伽話で聴くような声でチュウと鳴き、船底を駆け歩くものがある。畜生め、西瓜をこんなにかじっていやがる、おや蓮の実も食ったなどと、いかにも興味ある発見をしたような声を出す。事務長に尋ねると、この鼠という奴は悪戯なやつで、別に腹が減ったから食うのではなく、メリケン粉などは百袋とも一晩に穴をあけますという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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大船渡市の伝承
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