船の絶えた十三湊の変わり様
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どんな伝承か
著者が青森大林区署の官用軌道の軽便に乗せてもらい、十三潟の淋しい岸から、荒れた昔の恋の泊りを見に行ったのは、五月二十七日の雨の日であった。相内の宿屋では地竹の筍の煮たのを肴に麦酒を傾けた。小泊から松前へ渡る船の航路が絶えてから、もう大分久しいことになる。木屑を焚くような汽動車が山を横切り、十三潟の岸の林の木材を陸で青森の方へ運び出すようになると、十三の浦へは一艘も船が来なくなってしまった。古来音に聞こえた十三の湊の変わり様は、驚くばかりであったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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五所川原市の伝承
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