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小豆沢の大日と蜻蛉長者の跡

所在地秋田県鹿角市小豆沢
年代不明(伝承)
登場蜻蛉長者
出典定本柳田国男集 第2巻

どんな伝承か

鹿角郡の花輪で汽車と別れ、やがて旅客から見捨てられようとする折壁の山道を、記念のために越えてみたことがある。最初の日は小豆沢の大日さまに詣で、昔の蜻蛉長者の栄華の跡を訪ねてから、湯瀬の川岸の湯宿に行って寝た。湯瀬は近ごろ兼常清佐の民謡採集によって多くの新しい人に注意されるようになった土地であるが、実はそれよりも百四十年ほど前に、誰にも気づかれずにそっと来て泊まって行った一人の旅客があって、既にこの地を忘れ難いものにしていた。秋田では後に菅江真澄の名で知られ、東北旅行家の第一位に推されるべき人である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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