寒風山に開く石倉の隠里の岩窟
どんな伝承か
文化元年八月、真澄は久保田の応供寺を出て八郎湖に名月を見ようとし、土崎から天王の御社に詣で、神職鎌田利高とともに舟に乗って湖上の月を賞した。二十三日には桜庭・山本・鎌田らの人々と寒風山に登臨した。まず大倉村に行って吉田某を案内に頼み、山に登って石倉の隠里という岩窟を見た。その後は田屋野沢・船越を経て天王に還っている。翌日は脇本の浦に至って神職伊東大和を訪ね、さらに比詰村に行って某氏の家に宿した。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。