一夜で馬七頭を食い殺した狼
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どんな伝承か
綾織村の旧家の主人で今も生存する某爺という人が、町からの帰りに路上で御犬の吠えるのを聞き、酒に酔っていたので自分もその声を真似た。すると狼も吠えながら跡から来るようである。恐ろしくなって急ぎ家に帰り入り、門の戸を堅く鎖して潜んでいたが、夜通し狼が家をめぐって吠える声はやまなかった。夜が明けて見ると、馬屋の土台の下を掘り穿って中に入り、馬が七頭あったのをことごとく食い殺していた。この家はその頃から産がやや傾いたということである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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