境木越の狼の大群
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どんな伝承か
和野の佐々木嘉兵衛が、ある年、境木越の大谷地へ狩に行った。死助の方から走っている原である。秋の暮のことで木の葉は散り尽くし、山もあらわであった。向かいの峯から何百とも知れぬ狼がこちらへ群れて走り来るのを見て、恐ろしさに堪えず樹の梢に上っていると、その樹の下を夥しい足音がして走り過ぎ、北の方へ行った。その頃から遠野郷には狼が甚だ少なくなったということである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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