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ダンノハナと蓮台野の姥捨伝承

所在地岩手県遠野市
年代昔
登場六十を超えた老人たち
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

山口、飯豊、附馬牛の字荒川東禅寺および火石、青笹の字中沢、ならびに土淵村の字土淵に、ともにダンノハナという地名がある。その近傍にはこれと相対して必ず蓮台野という地がある。昔は六十を超えた老人はすべてこの蓮台野へ追いやる習わしであった。老人はいたずらに死んでしまうこともできないので、日中は里へ下りて農作をして口を糊した。そのために今も山口や土淵のあたりでは、朝に野良へ出るのをハカダチといい、夕方に野良から帰ることをハカアガリというのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

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