ドブロクの話 (2)
どんな伝承か
国分の石橋竹松が語る。ドブロクを造った桶が、まだ家に残っているという。農家の祝い事、とくにおびしゃの酒を清酒で買うのは大変なので、ドブロクを造って皆にふるまった。年中、検査がまわって来て、雨の降る日はとくに匂うのでやって来たが、おびしゃなどに使う分はやはり大目に見ていたのだろうという。語り手が学校に入ってからは造らなくなり、六つか七つまでのことだったと語る。
原典より
ドブロク、家にね、まだ作った桶あるよ。—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。