江戸川の舟転覆で死んだ小学生の三人地蔵
どんな伝承か
里見公園の下に、あどけない顔をした三体の地蔵がある。記録者の前書きによれば、大正二年五月、湯島から遠足に来た小学生たちの舟が江戸川で転覆し、三人が水死した。この地蔵はその三人の霊を慰めるために建てられたものだという。語り手が事故の様子を語った本文は、原典では冒頭の一語を残して欠けており、詳細は伝わらない。
原典より
2 腹切様 (1)〜(2)3 双頭蛇の弁天様4 日枝神社の話 (1)〜(3)5 百萬両のありか6 じゅん菜池の話 (1)〜(3)7 女化神社(茨城)の話8 本郷(松戸)の人魚の話9 平将門と南天10 愛宕神社の二神体—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))
『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。