道が一本も通らぬ道免き谷津の名の由来
どんな伝承か
北国分の道免き谷津という地名の由来。その谷津は端から端まで千メートルほどあるのに、こちらの端から向こうへ抜ける道が一本もない。道の縁に住む人はよいが、中の人は困ってしまった。そこで道を免ずる谷津、道免き谷津と呼ぶのだと語られる。なぜそうなったのかは語り手にも分からないという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・1980年(昭和55年))
『市川の伝承民話 第1集』は、市川民話の会が昭和五十五年に編んだ民話の資料集である。市川市教育委員会の事業として昭和五十四年度に千葉県市川市の国分・北国分・行徳・南行徳で行った採訪調査のうち、テープ起こしを終えた語りを、方言も残して話者の息継ぎのままに記録している。世間話・伝説・昔話・唄・生活譚の五部に分けて地区別に並べ、話末に話者・地区・記録者の名を添える。