そばやチリンチリンの話
どんな伝承か
市川市に伝わる化物退治の昔話。毎年冬の夜、屋台のそば屋が『そばやァ、チリン、チリン』と売りに来た。ある晩、大男が現れて何杯もおかわりし、とうとうそばが尽きると『そばやも食っちゃうぞ』と脅した。そば屋は屋台を捨てて逃げた。翌日そっと戻ると、大釜の中でいびきをかいて寝ているので、蓋をして石を乗せ下から火を焚いた。あとで蓋を取ると、一つ目小僧が黒焦げになっていたという。
原典より
〔笑話〕9 印内の重右衛門① 給金決定後② 一背畑 (1)〜(2)③ 田の草取り (1)〜(2)④ 屋根葺仕事⑤ 餅は遠火で⑥ 菜種三どの話⑦ 植木屋の手をはさんだ話—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。