重右衛門② 一背畑(2)
どんな伝承か
先に語られた宮下という家の畑で、真間の方へ行く道沿いに二畝ほどの畑があり、俗に「ひとせ畑」と呼ばれた。餅搗きの雑煮に入れる小松菜を採らせようと「おい、じゅえむ殿、畑へ行って菜っ葉を二把、三把取って来てくれ」と言ったところ、重右衛門は何も持たずに畑へ行き、菜の葉を二葉、三葉だけ摘んで「取って来た」と言った。それでは雑煮に足りないと言われると、「二っぱ、三っぱと言うから二っ葉、三っ葉持って来た」と答えたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。