重右衛門⑪ 御鷹匠に小便
どんな伝承か
「今日は御鷹匠さんが来るから、じゅえむさん、一緒に寝てくれ」と頼まれた。一人では相手がいないからだという。重右衛門は「わたしは寝られませんよ」と断ったが、大丈夫だと言われて同じ所に寝た。ところが夜中に御鷹匠の頭へ小便をひっかけてしまった。「なぜこれをやった」と咎められると、「だから言ったでしょう。粗相をするとだめだと言ったでしょう」と答えたので、久兵衛さんも何とも言えなかったという。昔は鷹匠が狩に来て泊まったのだと語られる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。