馬カンさん
どんな伝承か
じゅえむの話は聞かないが、昔うちに農家の手伝いで奉公していた人がいて、馬のように食べるので馬カンさんと呼ばれた。船橋へ行って浅蜊を採って来ては、粟餅を焼いて浅蜊の中に放り込み、殻ごと食べてしまったという。語り手の爺が「今日は粟餅じゃねえ、米の飯の弁当を作ってやるから、一日田んぼへ行って一生懸命やって来い」と言うと、帰って来て「米の飯の弁当は、ひとっつも仕事をしねえ」と答えた。弁当を田に置いて見ていたのだという。
原典より
11 和尚と小僧(燒餅和尚)12 いや平さん13 いちがさかえ☆ 昔話「いんねのじいむ」についてIV 唄〔わらべ唄〕1 数え唄① 一つとや—— 市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第1集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和55年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第1集』を全206話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。