牛の通せんぼ
どんな伝承か
行徳には明治の初年ごろまで狸や狐が住みついていたという。ある時、祖父が結婚式の帰りに遅くなり、稲荷木の辺りを一人で歩いていると、小さな石橋の上に大きな牛が横になって寝ていた。追い払おうとしても起きないので、土産の折詰を道端に置いて石を投げつけたところ、牛はようやくのそのそと歩き出した。ところが渡ろうとすると、置いたはずの折詰が消えていた。特に食べ物を持っていると化かされたものだという。
原典より
むかしは、行徳には、明治の初年頃、狸や狐が住みついていました。—— 市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第2集(市川民話の会・市川の伝承民話・昭和56年頃刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第2集』を全200話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。