土地のことばで語る桃太郎
どんな伝承か
語り手は桃太郎の話を土地のことばで語った。爺さんが山へ柴刈りに、婆さんが川へ洗濯に行くと、どんぶりこと桃が流れてきた。拾って帰り、爺さんと二人で割ってみると桃太郎が生まれたという。この話は歌にもなり、語り手はお腰につけたキミ団子の文句を口ずさんでみせた。その先どうなったかは知らないといい、子どもには桃太郎の本を買ってきて教えたと話す。昔の語り出しは「むかしむかしあったとよ」だったと笑っている。
原典より
3 いんねえのじゅえむどん(1)―田の草取りいんねえのじゅえむどん(2)―縄ないいんねえのじゅえむどん(3)―三年使われて泣く4 いんねえのじゅえむどんIV 唄1 子守唄2 指遊び唄3 ぜんまいわらびは4 田植え唄—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))
『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。