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震災の野宿と朝鮮人虐殺の証言

所在地千葉県市川市香取
年代大正十二年(関東大震災)
登場前島もと・前島操次郎
出典市川の伝承民話 第6集

どんな伝承か

大震災の時は電気も何も無くなってしまったので、ランプでずっと過ごした。地震が収まるまで毎日揺れが来るので怖くて家の中に入れず、二週間ほど外で寝たという。子どもの頃、そこいらの市場のトタン屋根の下で随分寝た。その頃、朝鮮人が悪いことをしたと言われ、憲兵が馬で毎日駆け回って朝鮮人を探しに来るのが怖かった。今の葛南警察の裏の川では、土手に十人ほど並べて兵隊が撃ち殺し、川の中へひっくり返ったともいう。最初の地震は大きく、立てないほどで、江戸川の水が土手へ上がって底が見えたと言われた。なお朝鮮人が悪事を働いたというのはデマである。

原典より

9 関東大震災とアメリカの援助VII 現代若者の学校話下貝塚中学校同窓会1 下貝塚中で流行った遊び2 国府台高校の怪談3 台風二十四号による水害4 不幸の手紙ほか5 北小の笛と宮小のリコーダー6 イッキ飲みの唄(1)~(…—— 市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

市川の伝承民話 第6集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1998年(平成10年))

『市川の伝承民話 第6集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十年に発行した民話資料集である。昭和六十三年度から平成四年度にかけて市川市の下貝塚・八幡・平田・本行徳・香取などで聞き取った世間話・伝説・昔話・唄・年中行事・生活譚を、話者の語りに忠実に記録している。各話に話者と記録者を添え、新たに「現代若者の学校話」の部を設けて口裂け女や学校の七不思議などの怪談も収め、話者名簿・採訪者名簿・あとがきを付ける。

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