病気治しの和尚さん
どんな伝承か
前にいた麻布の寺の和尚は病気を治すのが上手だった。免許も何もないのに灸をすえてすぐ病気を治してしまい、たいした材料でもない薬を自分で作って煎じさせた。話者は「こんなもので効くわけがない」と思っていたが、ことごとく治ってしまい、自分がいた頃だけでも四、五人はいたという。医薬法には違反することになるが、ああいう人もいるものだと話者は振り返る。
原典より
そこ(前にいた麻布の寺)の和尚さんまた病気治すのが上手で、お灸なんかなんーの、何も無いんですよ、もう今いないから言いますけどね。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。