唱行寺の石段上に立つ日蓮お手植えの松
どんな伝承か
唱行寺の石段を上がった所に、日蓮聖人が自ら植えたと伝わる一本松がある。聞き手の一人は、この松は葉が一本ずつの珍しいものだと聞いていると言い添えている。七百年前に聖人の植えた松があるほどだから、この寺には何かしら謂れがあったに違いないという会話の中で語られた伝えで、このあと一行は宝物のある部屋へ移って話を聞いている。
原典より
――もっとも七百年前に、あの松が植えられたくらいだから、なんかあったにゃ違いないですね?(和爾)日蓮聖人が、お植えにあった、あの松は。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年))
『市川の伝承民話 第7集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十一年に発行した民話資料集である。平成四年度から六年度にかけて市川市の柏井・須和田・宮久保・原木・稲荷木と国分高校ほかで行った採訪の聞き書きを、話者の息継ぎや方言を残したまま収める。世間話・伝説・昔話・唄と諺・年中行事・生活譚・現代若者の学校話の七部に分け、巻末に話者紹介と会員の採訪記、あとがきを付す。