ぬけ穴と濠
どんな伝承か
名主だった話者の家には抜け穴があったらしい。現在の物置の前に、横五間・奥行十間ほどの古い家があり、弓矢のような形のものに文化何年と書かれていたという。天井には梁が何本も入っていた。話者はその家を壊し、次に建てた家も壊している。よそへ抜けられる穴だったのだろうといい、また家の前には濠があったらしく、今も畑の中の二か所に濠があったような形が多少残っていると語る。
原典より
――以前、岡本孝充さんにうかがったんですが、庭にぬけ穴があったんですね?ぬけ穴があったでしょうね。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。