雪山の小屋で四隅を回るスクウェア
どんな伝承か
雪山で四人が遭難し、小さな山小屋にたどり着いた。眠れば死ぬというので、四人が部屋の四隅に立ち、一人が次の角の者にタッチし、タッチされた者がまた次の角へ行く、これを繰り返せば朝まで眠らずに済むと考えた。実際そのまま夜を明かして助かったが、よく考えると四番目の者は誰にもタッチできないはずである。それでも順ぐりに回った。山小屋に着く前に死んだ一人が助けてくれたのだろうという話だと語る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年))
『市川の伝承民話 第7集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十一年に発行した民話資料集である。平成四年度から六年度にかけて市川市の柏井・須和田・宮久保・原木・稲荷木と国分高校ほかで行った採訪の聞き書きを、話者の息継ぎや方言を残したまま収める。世間話・伝説・昔話・唄と諺・年中行事・生活譚・現代若者の学校話の七部に分け、巻末に話者紹介と会員の採訪記、あとがきを付す。