いぼ弁天
どんな伝承か
柏市酒井根にある弁天様を、土地の人たちはいぼ弁天とか、お多福弁天とよんでいる。いつごろからまつられたかは不明だが、柏市の『文化財要覧』によると、むかし地主の高橋源左ヱ門という人が長い間病気で苦しみ、それは弁天様のたたりだといわれたので、さっそく氏神としてまつったのだという。伝説として興味深いのは、この地にデータラボッチとよばれる巨人の足跡が池になって残っていることで、その足跡は右足で南方を向いている。この池の水をいぼにつけるといつの間にかとれるといい、かつては参詣人でなかなか繁盛したと伝えている。
原典より
柏市酒井根にある弁天様を、土地の人たちはいぼ弁天とか、お多福弁天といっている。—— 房総の年輪 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の年輪
編『房総の年輪』を全93話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。