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和尚に恩返しをしたサル

所在地東京都新宿区神楽坂六丁目(松源寺)
年代江戸時代・元禄のころ
登場徳山和尚、徳川綱吉、五代将軍・扁額を賜う
出典新宿と伝説

どんな伝承か

神楽坂の松源寺に徳山という高僧がいた。境内に来て悪戯をするサルを、和尚は害がないので放っておいたが、留守中に小僧らがサルを生け捕り、浅草橋場の檀家がもらい受けて連れ去った。翌春、和尚は向島の檀家に招かれ、竹屋の渡し場で舟を待つと、衣の裾を引く一匹のサルがいた。足止めされるうちに舟は出てしまい、その舟は川中で転覆して溺死者まで出た。サルのおかげで難を逃れた和尚はこのサルを飼い、五代将軍綱吉も感じ入って猿を彫った額を賜り、寺はサル寺と呼ばれるようになったという。

原典より

場所 神楽坂六丁目二一番地時代 江戸時代 元禄(一六八八一一七○三)のころここに松源寺という寺があり、徳山という高僧がいた。—— 新宿と伝説(新宿区教育委員会・1969年(昭和44年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

新宿と伝説(新宿区教育委員会・1969年(昭和44年))

『新宿と伝説』は、新宿区教育委員会が昭和四十四年に編んだ区内の伝説集である。カッパが出る坂、四谷怪談のお岩、矢来町の化け石、女幽霊が掘った清水など、牛込・四谷・戸塚大久保・新宿・淀橋柏木落合の各地に伝わる六十二の伝説を、江戸の地誌や随筆などから採って収める。第一章で伝説の分布と型を概説し、第二章では地域別に、各話へ場所・時代・出典・解説・参考書を添える。

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