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腕を斬られて笑う豆腐地蔵

所在地東京都新宿区若葉二丁目(東福院)
年代江戸時代
登場豆腐屋の主人、僧に化けた地蔵
出典新宿と伝説

どんな伝承か

東福院横町に豆腐屋があり、その主人は裏でよこしまな商いをしていて評判が悪かった。ある時期から、毎晩きまった時刻に僧が来て、きまった品をきまった代金で買っていく。ところが売上げを入れた竹筒を翌朝あらためると、決まって樒の葉が二、三枚まじっていた。狸か狐の仕業だと思った主人は、次に来たら手を斬ってやろうと待ち構え、代金を払おうとした僧の腕へ包丁を打ちおろす。僧は消え、点々と血が続いていた。たどっていくと東福院の地蔵堂の前で途切れ、堂を覗くと地蔵がにっこり笑っていた。主人は改心し、店はますます繁盛したという。

原典より

場所 若葉二丁目 東福院時代 江戸時代(年代不詳)東福院横町に、一軒の豆腐屋があった。—— 新宿と伝説(新宿区教育委員会・1969年(昭和44年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

新宿と伝説(新宿区教育委員会・1969年(昭和44年))

『新宿と伝説』は、新宿区教育委員会が昭和四十四年に編んだ区内の伝説集である。カッパが出る坂、四谷怪談のお岩、矢来町の化け石、女幽霊が掘った清水など、牛込・四谷・戸塚大久保・新宿・淀橋柏木落合の各地に伝わる六十二の伝説を、江戸の地誌や随筆などから採って収める。第一章で伝説の分布と型を概説し、第二章では地域別に、各話へ場所・時代・出典・解説・参考書を添える。

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