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頼朝が陣を据えた下総国府の跡

所在地千葉県市川市国府台
年代源頼朝・治承四年
登場源頼朝
出典日本伝説叢書 下総の巻

どんな伝承か

現在、国府台と称するところが、下総国府のあった場所であるという。「江戸名所図会」などに「国府葛飾の地にあり」とあるのは誤りである。「下総旧事考」には、市川を下総の国府と言い伝えるが、「東鑑」を見ると、頼朝が下総の国府に九月十九日から十月二日まで陣を据え、それから太井・隅田の両川を渡ったとあるので、利根より東の台であろう、と見えている。すなわち、ここは頼朝の軍が宿した国府であり、太古の国府附近にあった台地であったので、そのように称せられたのであるらしい。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 下総の巻(藤澤衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 下総の巻』は、藤澤衛彦が編著し、大正七年の緒言と大正八年の序を添えた下総国の伝説集である。平将門・佐倉宗吾・真間の手児奈・累などを中心に、千葉県と茨城県西部にまたがる旧下総の城跡・寺社・墓・橋・井戸などにまつわる伝説を、地誌や古記録の引用を交えて収める。緒言で百七十九編を収めると述べ、国名の由来から始めて、話ごとに所在の町村名を付した見出しを立てて並べる。

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