臼井城攻めで戦死した太田図書の墓
どんな伝承か
臼井の原、宗徳寺の裏に太田図書の墓がある。図書は太田道灌の弟で、文明十一年、千葉介らが一万余の兵で武蔵から攻め入り臼井城を囲んだ際、臼井方はこれを迎え撃った。七月十五日、道灌方の軍は敗れ、この戦いで図書は討死したと伝わる。当時の記録には図書助資忠をはじめ多くの将兵が戦死したと記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤澤衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))
『日本伝説叢書 下総の巻』は、藤澤衛彦が編著し、大正七年の緒言と大正八年の序を添えた下総国の伝説集である。平将門・佐倉宗吾・真間の手児奈・累などを中心に、千葉県と茨城県西部にまたがる旧下総の城跡・寺社・墓・橋・井戸などにまつわる伝説を、地誌や古記録の引用を交えて収める。緒言で百七十九編を収めると述べ、国名の由来から始めて、話ごとに所在の町村名を付した見出しを立てて並べる。