田の中の木立に残る木曾義昌の墓
どんな伝承か
旭町停車場から東北へ約十町の田圃の中に、樹木の茂る一角があり、これが木曾義昌の墓地だという。木曾義仲十九世の孫にあたり、この地を領していたと伝わる。遺品として刀などが保存されているといい、墓は後年改造され、明治四十四年十一月に許可を得て修理されたものだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 下総の巻(藤澤衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))
『日本伝説叢書 下総の巻』は、藤澤衛彦が編著し、大正七年の緒言と大正八年の序を添えた下総国の伝説集である。平将門・佐倉宗吾・真間の手児奈・累などを中心に、千葉県と茨城県西部にまたがる旧下総の城跡・寺社・墓・橋・井戸などにまつわる伝説を、地誌や古記録の引用を交えて収める。緒言で百七十九編を収めると述べ、国名の由来から始めて、話ごとに所在の町村名を付した見出しを立てて並べる。